ランタイムとはAndroidアプリを実行するための仮想マシンのことで、現状Android OSにはJava言語で開発された「Dalvik」がアプリの実行環境として搭載されています。
サクっと説明すると、Androidアプリの開発はJava言語で行われバイトコードにコンパイルされ配布されています。「Dalvik」はアプリを実行するたびにマシンコードに変換して実行されます。この処理はアプリを実行するたびに行われるのでCPUの動作によってバッテリー消費が多くなってしまいます。(高性能CPUではキャッシュなどを使いこの頻度を下げられますが、基本的な仕組みは変えられません)
それらの課題を解決するために開発された新たな技術が「ART」です。
「ART」の場合は、アプリを端末にダウンロードされた時点でバイトコードからマシンコードに変換するので、「Dalvik」のように実行するたびにマシンコードに変換する必要がなくなります。
つまりマシンコードに変換される作業が1回だけになるのです。なのでバッテリーやCPUに対する負荷が軽減されるのです。最適化処理がアプリ実行前に行われるのでアプリの実行速度が向上されるというわけです。
「ART」を有効にするには「開発者向けオプション」の「ランタイムを選択」から変更します。(開発者向けオプションは「端末情報からビルド番号を7回押してデベロッパーモード」で表示されます)
「ランタイムを選択」をクリックし、「ARTを使用」を選択します。
ARTを選択すると端末の再起動が促されるので再起動をします。
初回起動時にアプリの最適化が行われるので少し時間がかかりますが待ちましょう。
ベンチマークを測定したサイトなどを見ると数値は1.35倍ほど(9000台から12000台)になっているようです。
実際の体感的にもアプリの動作は少し早くなったように感じます。(この辺りは個人差もあるので)
ただし、Rootで動作するアプリの中に使えなく(動作しない)ものもあるようなので注意は必要かと思います。(非Rootで使用されてる場合は関係ありません)
いつでも元に戻せるので体験してみるのも良いのではないでしょうか。
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